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東洋医学的に体を診る(陰陽論)


こんにちは!さとふ鍼灸院です。

今回も前回に引き続き「東洋医学的に体を診る」の2回目です。

今回は「陰陽論」についてお話していきたいと思います。



陰陽論



陰陽

上のマーク、見た事ありませんか?

これがまさに陰陽を表しています。

白い部分が陽を表していて、黒い部分が陰を表しています。

では、具体的にはどういう事なのでしょうか。

陰陽-Wikipedia-より引用

陰陽(いんよう、拼音: yīnyáng、英: yin - yang)とは、中国の思想に端を発し、森羅万象、宇宙のありとあらゆる事物をさまざまな観点から(いん)と(よう)の二つのカテゴリに分類する思想。陰と陽とは互いに対立する属性を持った二つの気であり、万物の生成消滅と言った変化はこの二気によって起こるとされる。

・・・と、これだけでは難しくて何がなんだかわかりませんね。

簡単に言うと、「この世の全てを陰と陽に分類して考える」という事です。


これで終わりじゃあ説明になってないので、もうちょっとわかりやすいように陰陽の特徴から説明したいと思います。


陰陽の特徴

陰陽には4つの特徴があります。

  • 対立と制約

あらゆる事物を対立・制約しあう二つの側面からとらえること。

例:上と下、外と内、昼と夜など。

  • 相互依存

対立しているということは、相互に依存していることと同義になる。

例:上がなければ下はない、外がなければ内はない、など。

  • 消長平衡

陰陽は不変の状態ではなく、常に不断の運動変化がある。

例:季節(四季の移り変わり)、気温の日内変動など

  • 相互転化

緩やかな変動だけでなく、正反対の方向に転化することもある。

例:陰極まれば陽となり、陽極まれば陰となる(体が冷え切って風邪を引いてしまい、熱が出るなど)


このような特徴があります。


こうやってまとめると、日常生活のあらゆる場面に陰陽論はあるわけです。

一日の変化も、例えば「ぽかぽか陽気」なんて言いますが、まさにこれは「陽の気」がいっぱいの状態を表している様子です。

人柄で言っても、「陽気な人」って言われれば、明るい、活発な人を思い浮かべますし、「陰気な人」と言われれば、何となくネガティブで冷たい人を思い浮かべるかと思います。


でもこれらは「どちらが良い、悪い」という話ではありません。

どちらも存在していないと概念そのものがないという事です。

陽気な人は何を持って陽気な人なのでしょうか?

陰気な人がいなければ陽気な人は存在しないわけですね。

陽気な人だけを集めた集団の中でも、その中での陽気な人、陰気な人と別れるはずです。


陰陽で考える

では、この陰陽論が治療にどのように活かされているのでしょうか。


陰陽で人を考える

まずは単純に、女性であれば「陰」ですし、男性であれば「陽」に分けられます。

しかし、先程も言ったように「陽気な人」「陰気な人」といるわけです。

男性で陰気な人であれば、陽(男)だけど陰(陰気な人)寄りな人。

女性で陽気な人であれば、陰(女)だけど陽(陽気な人)寄りな人。

と、こんな具合に分けられるわけですね。

言い方を変えれば、この人はどういった体質をしているのかを診ているわけです。


※陰陽論だけで判断する事は少なく、次回お話する五行論と絡めるので、実際はもう少し複雑なものになります。


陰陽虚実

陰陽で考える上で、どこに病があるのか(病位)も重要になります。

つまり、体の深い所(陰)の問題か、体の浅い所(陽)の問題か。

症状に左右の偏りがあるのであれば、それも陰陽で考えられます。(左なら陽、右なら陰)

一般的には病歴の浅いもの程陽的な傾向があります。

しかし、それがいつまでも残っていると、次第に深い所、にまで及んでいく事もあります。


病位がわかったら、次は虚実を考えます。

  • 消極的静か冷え慢性であれば「虚(陰)

  • 積極的活発熱感急性であれば「実(陽)

といった具合に、体のどこに問題があり、どのような状態になっているかを診るわけです。


例えば、一般的な風邪の症状が出ている人は陽実証になっている場合が多いです。

体の表面から「風邪(ふうじゃ)」に冒されて、熱や咳が出ます。

外邪に冒されて間もない状態なので、病位はにあり、です。

この段階で適切に治療が出来れば、長引く事もなく風邪はすぐに治ります。


しかし、症状だけに目を向け薬だけで対応していると、外邪は出ていかずに長引き、どんどん深くまで入り込みます。

「いつまで経っても咳が治らない」というような陰実証にまで及ぶ事もあります。


その人に合った状態

この陰陽の難しい所は、その基準は人によって違うという事です

脈やお腹の状態で確認し、ある程度理想的な脈に導けたとしても、時としてあまり良い反応が出ない時もあります。これは、その人の体に合った状態に出来ていなかった事が原因の一つとして考えられます。

こういう事が起きないようにする為に、初めての方には十分に時間をかけてお話をお聞きし、敏感そうであれば刺激量は少なめにして様子をみないと、過剰に反応が出てしまうケースもあります。

しかし、逆に言えば定期的に通って下されば、体の傾向がわかっている為、ちょっとしたバランスの変化、気血の変動が分かる為、未然に病にかかるのを防げるようになります。

これを未病治という言い方をします。


まとめ

陰陽論についてと、治療にどのように活かしているのかを書いてきました。

あらゆる事を陰と陽に分けて考えて、そのバランスを保つ事で健康な状態に導けます。


次回は五行論についてまとめていきたいと思います。

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